第14回 「腎臓健康教室」 平成19年8月4日(土)

〔開催の様子〕
 焼津市で行われた健康セミナーからの参加と、「内臓トレーニング」を実践者されている
方の参加で行われました。


 焼津市から参加されたFさん。高齢ということもあるのでしょうが、
ご自身の血液検査や尿検査の数値を知ることなく、近日透析に入る
予定だったそうです。過去にシャントの手術に失敗し痛い思いをしたようで
透析はしたくない様子でした。

 先日、病院で検査結果をもらい、クレアチニン値が4であると分かりました。
以前より、1日の水分摂取量を500mlに制限するように担当医から指示され
それを忠実に守ってきているそうです。

 その話が出たときに、ほかの参加者から反論が出ました。
「透析に入ると水分を制限するけど、透析前は水分取らないと!」
病歴も症状も違う方々が声をそろえて同じ事を言われました。

 先日、新聞に慢性腎臓病の治療法を知っている医師が3割しかいない
という記事が出ていましたが、ここで素人の素朴な疑問が出てきました。

 Fさんのように医師の指示をそのまま受け入れる事で改善すると思っている人
何の選択肢もなく、情報もなく…そんな方はもっとたくさんいるんでしょうか?

 クレアチニン値については、1 を超えたところで「透析になる」といわれた人もいれば
5 や 6 でも「透析したくない」といえばそれが通ってしまう。

 各自が抱える症状も違うのでしょうが、今までいろんな方の話を聞かせて
いただきましたが、こんなに治療方法にばらつきがあることを知り
これから先のことを考えると、ますます不安になってしまいました。
情報を発信することの大切さ、情報を知ることの大事さを実感し
また自分の体を自分で守るため、選択していく行動力が必要だと
感じる有意義な1日でした。